1.品質管理

お客様へ「品質の良い真珠」を提供するために、品質管理にこだわり、世界中の養殖業者から原珠を直接買い付け、自社で加工して、連などの半製品を作ります。また、ネックレスやリング、ペンダントなどの完成品の加工のすべての製造プロセスを直接管理しています。その一連のプロセスが持続性を持ち、さらにミクロの部分で改善され、進化していく仕組みこそが、私たちの目指す「真珠で女性をより美しく、笑顔で幸せに」につながると考えます。そして、その実現には3つの品質が必要だと考えています。

 

「社会品質」「サービス品質」「ビジネスプロセス品質」

 

まずベースとなるのは「社会品質」、つまり社会に認められる正しい環境でのものづくりです。具体的には営業所での労働環境や環境保全、生態系に対しての影響など、社会的に求められる品質のことです。現在、市場に出回っている真珠は海で養殖されたものです。年々、海の環境が変化するにつれ、貝の配合や養殖場所、養殖方法など研究されています。それに伴い、年々数多くの貝が犠牲になり、供養されています。私たちは養殖場を経営しているわけではありません。しかし、私たちが商品を製造するときには、原材料の選定においては環境保護や生態系の観点も含みます。ですので、安全・快適な環境下で、ロスが少ない方法でつくる必要があります。企業は、社会に生かされており、守らなければならない義務があります。また積極的に社会に貢献していくべきであり、事業そのものが社会を良くするものである必要があります。

 

次に「サービス品質」、つまり私たちが提供する商品とそのサービスの質です。具体的には、商品説明や臨機応変の対応、新しい商品の提案力や販売した商品へ対するアフターケアへの責任感です。真珠専門のメーカーとして、商品知識はもちろんのこと、真珠の相場を把握し、安心してお客様が販売できるように努めること。また、負の要素があれば、解決方法を模索し、尽力することです。お客様のニーズの多様性に柔軟に対応し、お客様のお客様に喜んで頂くため、販売からアフターケアまで責任をもって行っております。

 

三つ目は、「ビジネスプロセス品質」です。どれほどすばらしい労働環境や質の高いサービスがあったとしても、仕事の精度と効率が悪ければ、コスト低減、品質管理など、すべてのプロセスがうまく機能しなくなり、商品品質やパートナーの成長にも悪影響をおよぼします。社会の要請に対応し、お客様の期待におこたえするために、高い精度と効率で仕事を積み重ねることが必要です。

2.人材育成

栄光真珠の企業としての志は「真珠で女性をより美しく、笑顔で幸せに」ことです。本当に良い真珠、新しい価値を持つ製品を創造し、世界中の人々にフォーマルやインフォーマルに関わらず真珠を着る喜び、幸せや満足を提供したい。本気でそう考え、行動しています。この目標を実現するためには、この志に共感し、一生をかけて取り組む価値があると信じる人々が集まり、同じ目標に向かってチャレンジをし続ける。そういう会社であることが必要です。真珠は宝飾品の一つです。しかし、宝飾品であるというカテゴリーにおさまっていては、今後生き残っていくのは難しいと思われます。ですので、焦点を「女性の美」に置くことが必要だと考えます。ミクロの観点から見ると、自身の成長を実感できる企業とは、どのようなものなのか。そのために私たちは何をすべきなのか。これからが私たちのチャレンジです。

 

チャレンジを形にするために私たちは、

「ノートの提出」「国内展示会は全員で接客・販売」「海外への積極的な進出」

 

まずは全員が行う「ノートの提出」です。一日を反省し、不安に思ったことや流れで分からなかったことなどを書きます。弊社では、基本的なことは研修などでの教育はありますが、ほとんどはOJT(実務を通じて行う教育訓練)です。初めのうちは、先輩社員がマンツーマンで指導に当たります。その時に教えてもらったことをノートに書くことで復習ができ、新しい疑問が浮かんできます。この一連を繰り返し行うことにより、知識が身につき、「サービス品質」へとつながっていきます。

 

二つ目は、「国内展示会は全員で接客・販売」です。普段は加工をメインで行っている人も展示会ではブースに立ち、実際に販売を行います。そうすることで、実際に連組みした商品がどのように購入され、実際に話を聞くことで、次はどのようなことに気をつけて加工をしたら良いのかという知識の仕入れ場にもなります。さらに、加工をお客様を想像しながらすることにより、よりニーズに近い商品ができ、「ビジネスプロセス品質」の工場にもなります。逆に、営業は加工からスタートし、絶対的知識を身につけなければなりません。また、加工も日々の作業でやることにより、仕事効率の向上、精度も上がります。

 

最後は、「海外への積極的な進出」です。現在は、香港とシンガポールのジュエリーショーに出展しています。国内の情勢だけを見るのではなく、海外に目を向け、5,10年後の未来の市場を開拓しています。また、グローバルで活躍できる人材の育成も行っています。具体的には、すべての展示会に同行させ、前線で経験を積ませることです。そうすることで、市場調査もでき、交渉能力も磨かれます。さらに、語学力を鍛え、コミュニーケーション能力を上げる。それが第一歩です。その後は、「サービス品質」を極めることだと考えています。