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真珠科学研究所様が開発した耐久処理を含浸処置と称しています。真珠は生物が作る宝石ですから、そのミクロの構造においても他の鉱物起因の宝石とは大きく異なっており、生物特有の繊細さを持っています。
例えばその一例を挙げますと、真珠層はちょうど木材の年輪のように、1ミクロン以下のカルシウムの結晶が何百層、何千層と集まって構成されていますが、その層と層との間が剥がれたり、隙間が出来たりすることがあります。こういった欠陥がある場合、あるいは今後経年変化で起こる可能性がある場合、これらの隙間を埋めるあるいは接着しておく技術のことを指します。
これらの技術の基本は、絵画や壁画、仏像、青銅器などの古文化財の保存、修復のために世界の博物館、美術館関係者などによって開発されたものです。当研究所ではこれらの技術に真珠の特性を加味して、独自の技術工程を作りました。
1)脱水:真珠内部の水分をアルコールなどで除去します。
2)乾燥:70℃で加温します。
3)充填:様々な機能(微小空隙を埋める。幻保湿性を持たせる。光の反射率を高める。)
を持った薬剤を真珠層内部に浸透させます。
4)研磨:表面の微小な凹凸を平坦にします。
1)テリや透明感が1ランクアップします。
2)ナチュラル・ブルーの褪色を防ぎます。
3)黒蝶真珠の褪色を防ぎます。
4)ホワイト系真珠の黄ばみを防ぎます。
5)稜柱層起因の亀裂や真珠層崩壊を防ぎます。
6)経年変化によるひびやわれの発生を防ぎます。
7)その他耐久処理に関連する事項。
詳しくは真珠科学研究所様のホームページに記載してあります。