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一般的に真珠と聞いて一番初めに連想するのがこのアコヤ本真珠。冠婚葬祭からカジュアルに普段使いまで、幅広い活躍。

 

サイズ

3mmから10mm位まであります。主に、弊社で取り扱いがあるのは6.5-10mm位です。

 

色目
ピンク系、グリーン系、ホワイト系、クリーム系、ゴールド系などあり、とても多彩です。また、中には無調色の色目であるグレー系、ブルー系もあります。それ以外には、コバルトグレーや黒染めなどもあります。

 

光沢(テリ)
干渉色があり、表面上のデリではなく、奥の方から深みのある輝きを放っており、また透明感の高いものが良質とされています。

日本産アコヤ真珠の特徴は、真珠を形成している真珠層(カルシウムの結晶(霰石)と有機質(主にタンパク質コンキオリン)が交互に積層した結果、薄層構造が干渉色を生み出し、真珠特有の虹色(オリエント効果)が生じる。この真珠層の構造や色素の含有量などによって真珠の色・テリが決まる。)の透明度の高いことにあります。日本特有の四季の変化が、海水の水温変動をもたらし、そのことが良質な真珠を生み出すのに最適な環境を生み出しているのです。

 

アコヤ真珠とは

アコヤ真珠の養殖は、主に三重県、愛媛県、長崎県、大分県の海で行われています。養殖期間は、ほとんどが一年以内(10ヶ月程度)です。挿核手術は5,6月くらいに行われます。浜上げはその年の11月から翌年の1月くらいです。これら一年未満のうちに浜上げされた真珠を“当年物”と呼びます。それに対し、一年以上養殖された真珠を“越し物”と呼びます。一般的には、当年物(養殖期間が一年以内の真珠)よりも越し物(養殖期間が一年以上の真珠)の方が、巻きが厚く、美しいものが多いです。ただ、養殖期間が長くなれば、母貝に負担がかかって、真珠を吐き出してしまったり、病気になったり、死んでしまう確率が高くなります。また、真円になる確率が低くなります。こうした理由から、越し物は希少価値があるのです。

 

大きさに関わらず、丸くて無キズ、厚巻きで光沢のあるものが花珠と呼ばれ珍重されています。花珠は生産量全体の中のごく僅か(約5%)しかできないため、とても希少性が高い真珠です。また、6mm以下のサイズは、近年、生産量が減少し、希少性が高くなってきています。小さいサイズのアコヤ真珠は、“ベビーパール”とも呼ばれております。